というわけで、講習も5日目、第2クール

たんたんとやっているわけでもないのに、たんたんとスケジュールはすすみ、もう5日目。ただ、まだ「始まったばかり感」が強くて、「まだまだこれから感」のうちにある。

小4 
毎回、漢字テストで不合格になってしまう子もいて、例によって漢字は両極分解。不合格になる子達が、さぼっているわけではないけれど、どうしても間に合わないことについて、もっと深い考察が必要だろうね。努力不足と決め付けても何も解決しないことが多い。量を少なくすると演習不足を招くし、合格点を下げると学習内容の質的劣化を起こす、、、。24日の漢検までにやらなきゃならないことははっきりしている。だから、妙案はない。愚直にじわじわと働きかけるのが、一番効くように思うので、きょうも不合格になる子は、残ってやっていくしかないだろうなぁ。でも、常習化しないようにする厳しさは必要だよね。

小6
下位グループの発奮を期待して、席順を「あべこべ」にした。いつもは、成績上位者から、前列に座るのだけれど、今講習会は真逆にした。間近にゆっくりと語りかけられるように教えられれば、誰だって理解できることも、教室の後ろの方でぼーっと聞いていたら、わからんよなぁ。生徒の最適配置をみつける努力をもっと惜しまずにやらんとね。

中1J
いつまでたっても比例・反比例からすすめない子もいる一方で、中1の範囲をそろそろクリア出来る子もいる。すこぶる子どもらの精神性を反映した演習になっている。考える力を持っている子達は、機会と方法をあたえれば自動的に走り出せることが多い。考える力は未熟でも精神的に自立していれば、時間をかけるとそこそこできるようになる。問題は、考える力も未熟だし精神的にも自立していない場合だが、長い夏休みを上手に使えば、いっぺんにその両方を飛躍的に向上させることができる。鍵は、向上心とプライド。

中3
さすがに中3はまじめ。なんだかんだいっても中3ぐらいになると自覚があるから、手がかからない。しかし、手がかからないからと言って、手放しで賞賛もできない。英語にしろ数学にしろ、きちんとマスターするには、演習に反復と徹底が欠かせないのだが、そこが甘い。勉強をやらされている子が、すすんで勉強に取り組めるようになるかどうか、もっと手を変え品を変え、働きかけの方法を工夫する必要がある。合格すればよい、というものではない。合格後、上位20%に入るためには、「やらされる勉強」漬けから脱却し、「すすんでやる学習」を今から身につけておかなければならないのだよ。そこんところは、高校入らないとわからんかもね。でも、まぁ、そういうことだ。