LEC・OB(留学中)からのメール

陶山君は、かつてLECシニアクラブの長老として、03教室を支配下におき、岡崎君や窪田君を従えていました(笑)。現在、米国留学中の彼から嬉しいメールが届いたので、ご紹介します。

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 海外での生活は今回が初めてではなかったので、特に不安を感じることもなく適応できました。今やアメリカは昔ほど遠い国ではないし、どちらかといえば、相違点よりも類似点の方が多い気がします。

 こちらではホームステイを利用しています。フィリピンからの移民系らしくネイティブアメリカンの家庭とは生活スタイルなどが違いますが、「お米」には困らないという利点もあります。

 よく「アメリカ料理はどう?」と質問されますが、アメリカ料理=ジャンクフード、ファーストフードです。日本に比べて安く、たくさんハンバーガーやケンタッキー、ピザなどが食べられるため、よくホームスティの家族も利用するのですが・・・結果として、これらの食べ物が大嫌いになり、あらためて野菜と魚をバランスよく採っている日本食の偉大さに驚かされています。

 大学と家があるリバーサイドという場所は郊外だけであってとても落ち着いた雰囲気でまた、天気も昨年の12月末まで雨が降らないほど乾燥した気候でほぼ毎日晴れています。南カリフォルニアは冬でも気温が、日中でも20度を越す日もあり環境、天候ともにとても過しやすく勉強に大変適した環境といえると思います。

 大学には、世界の様々な国から様々な文化、考え、知識を持った生徒さんが集い、年齢を問わず毎日同じ目標に向かってがんばっています。アジアから多くの生徒が来ていることには驚きましたが・・・僕の友達も韓国、台湾、中国と東アジアの友達が大半を占めています。日本人の友達もいますが、よほど困った時以外は互いに「英語」でコミュニケーションをとるようにしています。

 ここでは主に「英語を使う」つまり英語をつかって英語圏で暮らせる、またはレベルの高い大学に進学することを目的とした授業を受けています。授業は、日本の英語教育と全く違うスタイルなので最初のころはとても苦労しました。というのも、ペンを持って先生が黒板に書いたことを写す「作業」はなく、どの授業でも「会話」が中心になっています。例えば「グラマー」の授業でも日本では、テキストに載っている例題を先生が説明した後、練習問題や応用問題をやるだけでしたが、ここでは、先生が例題を使って解説していきますが、途中で必ず「scan」や「skim」といった「予測能力」つまり「考えさせられる」ことを要求されます。なぜそうなるのか?なぜここに前置詞が?などと英語で説明しなくてはいけないので、必然的に「Oral Skill」の勉強になります。

 とにかく今、ここでの生活にとても満足しています。以前、先生に今回の留学に今までのフラストレーションをぶつけろ!!と言われましたが、いまではそれ以上の充足感に満ち足りています。

 残念なことに、ここでの時間もあと残りわずかになりました。最後まで悔いなく楽しみたいです。また、帰国した際は必ず顔をだしますので先生も今はお急がしいでしょうが、お体にお気をつけてがんばってください。

                     陶山 太一

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 ということです。うーん、立派。再会を首を長くしてまってるぜ。無事にもどって来るのだよ。アメリカの話をいっぱい聞かせてくださいな。

 さぁ、教え子に負けないように僕も頑張ろう。
 明日は午後三時オープン。中3の公立高校入試演習から入ります。
 やるぞぉ!