そこそこの情報発信 その2

盈進学園中学高校・・・9月17日(@盈進学園)
 理事長のお話は、例年になく無駄がなくすっきりまとまっていた。すっかり「それらしく」なられていた。(と言うと失礼か、ごめんなさい)生徒のために盈進学園は何ができるか、真摯に取り組まれている姿勢が伝わってきた。職務に誠実に励んでこられた経験が言葉を太く強くささえているように思った。校長先生のお話は今年も印象に残らない(すみません)。どうも実務者としてのイメージが強すぎて、、、。そのあと、数名の先生方が入れ替わり生徒の成績向上に取り組んできた成果をお話くださった。大学の合格実績が前年度比で実数を減らしたのは、中高一貫の在籍者数が少なかったからだ、という説明以外は記憶にない、メモもない(再び、すみません)。
 しかし、最近、盈進て元気あるよなぁ、という説明会前の漠然とした印象を裏切らない、闊達な雰囲気の説明会だった。ただ受験生にちゃんとそれが伝わるかどうか。「部活も勉強もがむしゃらに頑張って自分の夢を実現する」、という盈進スピリッツと呼ぶべき伝統がドーンと鮮明に確立する日も近そうな気がするけれど、それは今後の成り行き次第。期待したい。


金光学園中学高校・・・9月30日(@福山ローズコム)
 教頭先生のお話からはじまった。「ほつま祭」(文化祭)で、クラスの演劇発表の練習・本番を通して、ある問題行動をおこしていた生徒が、たくましく人間的に成長したエピソードを誇らしく語られた。感動的な話で、教育者が照れることなく、信じる教育的実践の豊穣な成果を語ることのできる幸福な瞬間に立ち会った、と言ってよいか。このあたりにこの学校の良心を感じる人は多いだろう。次の方は、学校の教育過程の現状を熱弁されたのだけれど、早口だし、マイクに通りにくい声だし、一番後ろでボーっとしていた僕には、よくわからない話であった。記憶に残ったのは合格実績に占める推薦合格者の割合が多いんだなぁ、ということぐらい。最後は総務のO先生、体験模擬試験と入学試験の説明、歯切れのよさは今年も健在、いつお聴きしても見事だなぁ、と今年も思った。鴨方、倉敷、井原からの受験者が増えているということで、公立王国の岡山県で善戦されているらしい。堀川高校(京都)をモデルにした「探究」が新しい学校の支柱になってきているのだろう。もともと多彩な行事の盛り上がりは魅力的だった。コアなファンが生まれてもおかしくない、ユニークな学校としての立ち位置は今年もぶれていない、と思った。進学一辺倒ではない全人的な教育を強くのぞまれる保護者・受験生には、魅力のある選択肢といえるだろう。


岡山中学高校・・・9月30日(@LEC)
 広報のK先生がみえられた。ご用件は10月17日(土)にある入試説明会のお話で、そのリーフレットなどを受け取った。お持ちになられた資料の中に、東大・国立医学部コースの際立つ優秀さを示す一次資料があった。お話をうかがうかぎり、コース名に恥じない立派な成績だった。一期生、二期生ともに、いまのところ順調に育っているようだ。ただ、誰にも向いているコースではない。高難度、高速、高負荷の学習指導を素直に受け入れる素直さ、または強い目的意識を堅持できる自意識のどちらかを、あるいは双方を持ち合わせた子どもにのみ開かれたコースであろう。
 福山のこのあたりから通うのはなかなかたいへんでもある。近ければ、チャレンジさせてみたいと、じゅうぶんに思うけれど。

 
 以上、3校まとめて、事実誤認、認識不十分等ありましたら、ご指摘ください。