よく晴れた一日だった

と言いつつ、朝からずっと塾にこもりきりで、行楽気分とは縁遠いところで、ひたすら問題を解説したり、プリントを刷ったり、塾屋の日常を満喫した。

朝から五月雨式に中高生がやってきて、予定通り典型的な定期試験前の日曜日の風景になった。みんなよく頑張ったと思う。
一般に、試験勉強は結果がともなわなければ評価されないことが多くて、時にとても辛い立場にたたされるけれど、それは甘んじてうけいれるしかない。勉強したら必ず評価されるほど世の中甘くない。子どもは勉強してあたりまえ、結果を出して当然、と考えられている。
結果がともなわない学習は、間違った学習として非難の対象になる。それも甘んじて受け入れるしかない。結果が方法論を正当化するわけではないけれど、結果のともなわないやり方は、無駄が多いのも事実だ。
少しでも工夫して効率よく学習をすすめるように研究することが必要だ。ただ漠然とやればよい、というものではない。みんな試行錯誤を繰り返しながら、よりましな結果を出そうと励んでいるのであって、例外はない。運悪く結果が伴わないことだってあるだろう。しかし、それでも、運が悪かった、ですまさないことだ。謙虚に反省し、次に備える。たぶん、その繰り返しを持続できる人こそが、心に秘めた熱い想いを達成できる人だ。
ため息をつきたくなる君、ため息をつく前に、問題を一問でも解きたまえ。直面する現実から逃げ出さないこと。目をそむけないこと。自分自身を鼓舞するうまいやり方をみつけること。頑張れ。