気がつけば夜

 外はすっかり暗い。朝から何も食べていない、いや、昨日の昼、子どもらに買ってきてもらったカステラを少しかじった。あとはカフェオレを一杯。
 実は、今朝、頭痛・悪寒・嘔吐感の三点セットで目覚めた。原因は疲労とストレスの二重奏にあることはまちがいない。すぐに、熱いシャワーを浴びて、悪寒を消し、大好きな曲を聴きながらリビングを歩き回った。「みっともないから、ちゃんとしてちょうだい」と脳に言い聞かせるのだけれど、痛みは消えない。いつもと違う部位なので、いつもと同じ呪文がきかないらしい。
 不思議と懇談中は何の痛みも感じなかったし、嘔吐感もなかった。たぶん、緊張してアドレナリンが体中を駆け巡っているうちは、興奮して痛みに鈍くなるのだろう。休憩時間にプリントを刷ろうとしたり、生徒の質問に答えようとすると、ガンガンズキズキしてくる。そして間歇的に襲ってくる睡魔、志望校の英語の長文を説明している途中で、ふっと意識が飛んで寝た。10秒ほどか。そういえば、昨日も数学の問題を解いていて、意識が飛んだ。まったくとんでもない塾屋、とんだ三連休、というべきか。